内容説明
高名な初老の教授が、年の離れた若い女性と恋に落ちた。それからというもの、教授が奇妙な行動をとるようになる。真夜中に家の周りを這い回り、壁のツタをよじ登るのだ。教授に何が起こったのか。名探偵ホームズの推理が冴える『這う男』のほか、『高名な依頼人』『白面の兵士』『ショスコム荘』の4篇を収録。晩年のコナン・ドイルが残した、シャーロック・ホームズ・シリーズの最後を飾る傑作選。
著者等紹介
ドイル,コナン[ドイル,コナン][Doyle,Arthur Conan]
1859‐1930。イギリス、エディンバラ生まれ。医大を卒業し診療所を開業するが順調にいかず、仕事の合間に小説を書き始める。最初のホームズ作品『緋色の研究』は話題とならなかったが、『ストランド・マガジン』に連載を始めてから、絶大な人気を得ることとなった
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感想・レビュー
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くみ
19
ホームズシリーズを楽しんでるうちに原書でも読んでみたいなあと思うようになりました。これは「高名な依頼人」「白面の兵士」「這う男」「ショスコム荘」の4編収録。英語学習用に分かりやすく書き直してある&邦訳を並行して読んだおかげで楽しめました。英語だとこんな単語でこう表現するんだと感心することしばしば。「高名な依頼人」のラスト直前の山場は邦訳でも英語でも盛り上がる!2019/03/30
ake7🍀 積読本まだまだ消化中
10
「高名な依頼人」「白面の兵士」「這う男」「ショスコム荘」の4篇を収録。「白面の〜」は、ワトソンではなくホームズ自身の手記という設定。「這う男」だけは以前読んだような記憶があるが、他はどれも初見だったので面白く読めた。2019/02/22
アノニマス
8
ホームズとワトソンのやりとり等、今読んでも全然古く感じないなと思っていたらこのラストは…という作品もあり調べたらシャーロキアンの間でもナンセンスだと言われているエピソードとのこと。ホームズがワトソンに執筆させた2編の内の1編らしい。もう1編もラダーシリーズで読んだ作品だった。そちらの方は自分はあまりおかしいと思わなかったけどな。2024/07/24
屋根裏部屋のふくろう🦉
6
ホームズモノはどんぱちやナイフでグサっ、血飛沫が飛んで『ぎゃー!』みたいな場面があまりないので、なんというかこの、ほのぼのと読み進めることができる。しかしどきどきハラハラの場面は少ない。以前も書いたが、間を開けて読むと話の筋が何が何だかわからなくなってしまう。今回も同様で、しかも数編あるとごっちゃゴチャになった次第。2022/12/19
りえここ
3
☆☆☆2014/01/19
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- 和書
- 空から来るもの