内容説明
新しい時代を予感し、夢を追いかけた石川啄木と宮沢賢治、ほんとうの素顔がここにある。
目次
1 出会ってみなきゃ(イチローの選択;賢治さんの恋;芸術の友;幸福な青年;西洋音楽の魅力 ほか)
2 こころの青空(イチローの成果;天上のアイスクリーム;明治の図書館;旺盛なサービス精神;透明な風景 ほか)
著者等紹介
山本玲子[ヤマモトレイコ]
1957年5月岩手県松尾村に生まれる。80年東北福祉大学卒業。同年7月岩手県立博物館解説員。90年1月より財団法人石川啄木記念館学芸員として現在に至る。東北福祉大学兼任講師。92年岩手日報文学賞「随筆賞」受賞。97年玉山村芸術文化賞受賞。同年NHK東北ふるさと賞(平成8年度)受賞
牧野立雄[マキノタツオ]
1948年11月愛知県瀬戸市に生まれる。77年3月法政大学通信教育部日本文学科を卒業し、4月盛岡へ移住。著述・編集・出版活動を行う。93年から宮沢賢治生誕百年に向けて雑誌の編集やテレビ番組の制作に携わり、95年7月財団法人盛岡市民福祉バンクに勤務。2000年4月から同常務理事兼事務局長として現在に至る。賢治を師とし友として市民活動にかかわる
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感想・レビュー
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しまふくろう
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啄木と賢治、どちらも岩手出身の文筆家です。 以前から、「世代がずれてはいても賢治は啄木の作品や生き方に何らかの感想を持っていたに違いない」、と思っていました。 だが両者を個別に評論することはあっても併せて論じる文章や書籍をみたことがありませんでした。 この本は私の長年の疑問に答えてくれています。 ずばり両者の評論ですから。 文中に「啄木信者も賢治信者もをどちらかというとお互いを評論し合うことを避けがち」云々、とあります。 両極端の生き方のまるで違う二人、少しでも時代がリンクしていたら、
pan
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祖父の書棚から2010/02/15