出版社内容情報
中国西南部・雲貴高原は、日本人の起源論とも絡み、近年活発な研究のおこなわれている温帯照葉樹林文化のコア(核心)地域である。ヤオ族はそこで、山に守られ、伝統文化を継承してきた。 しかし、ここにも近代化の波が押しよせ、例えば、ほぼ同地域に居住するミャオ族の場合、数年前まで日常的に民族衣装をまとっていた女性が今はハレの日も着用しないなど、独自の風俗・習慣は急速に失われつつある。この地におけるフィールドサーヴェイは、いまや秒読み段階といえるであろう。
本書は、開放政策によって外国人研究者を受け入れる体制になり、かつまだ伝統文化の残る今だからこそなしえた研究成果を収めるものである。100点におよぶカラー写真・図表・資料を収録。
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