内容説明
ミロ自身が語った芸術と人生についての言葉。親友だったゴメスが残したミロと作品の写真。ゴメスと親しんだ谷口が書くミロのこもごも。
著者等紹介
谷口江里也[タニグチエリヤ]
詩人、ヴィジョンアーキテクト、シンガーソングライター。1976年にスペインに移住。バルセロナでゴメス氏を初めとする数多くのアーティストと親交を深める。帰国後、東京銀座資生堂ビルなどの建築空間創造を担い、著書も多数
ゴメス,ジョアキン[ゴメス,ジョアキン] [Gomis,Joaquim]
1902年、スペイン、カタルニア県、バルセロナ生まれ。写真家、芸術運動推進者。バルセロナの『ジョアン・ミロ財団・芸術研究センター(通称ミロ美術館)』初代館長。他にも『ガウディ友の会』、『カタルニア映画人協会』、チリダ、タピエス等とともに創設した『クラブ49』などの、それぞれ初代会長を務め、現代美術の発展、さらには多くの自らの写真集を通してガウディ建築の再評価に寄与。ミロの生涯の親友であり、ミロが愛した3つのアトリエと創作過程を撮影した唯一の写真家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Go Extreme
1
無限の広がりを持つ想像の世界で自由に喜びを語り合う 生き生きとした生命を持つ存在との相互作用から生まれる 絵自体よりもそこから放たれるものこそが絵の価値 創造の可能性や作品から発されるエネルギー 私を取り囲むものたちそれこそが私の美術館 闇には日中の光よりもずっと豊かな色彩がある 常に回帰すべき根源的かつ衝撃的な第一歩 モンロッチは私を夢中にさせる狂ったように絵を描く 技術と内省の両方を重視した誠実で律儀な姿勢 仕事に習熟すればするほど最初の感動により回帰する 絵が語る言葉を聴き示す仕草を見逃さず共に進む2025/05/06
kaz
1
一種の詩なのだろうと思うが、あまり感動はしなかった。何も考えずに作品を眺めていた方が良い。図書館の内容紹介は『生命が織りなす視覚的会話を絵で創り出した画家ミロ。作品や生き方に関する彼のポエティックな言葉と、ミロの親友でもあったジョアキン・ゴメスの写真等により、ミロの表現者としての実像を浮かび上がらせる』。 2025/04/23