出版社内容情報
ひとりでがっかりしないで、一緒に考えよう。
自分らしく生きるスヌーピーたちの君に寄り添う70のことば
●友達、将来、学校、恋愛、そして自分のこと……
簡単には割りきれず、複雑で、悩みと笑いに満ちた10代を生きる君へ。
そして、かつて10代だった、おとなたちへ。
●ややこしくて、ずっこけていて、それでも自分らしく生きる「ピーナッツ」の仲間たち。
彼らの70のことばを、クスッと笑ってしまう原作コミックと谷川俊太郎による訳、
そしていま注目の哲学研究者・永井玲衣の研ぎ澄まされた解説に乗せて贈ります。
わたしは13歳のころ、がっかりした子どもだった。
「あなたはあなたのままで」とか「目の前の幸せに気づこう」とか言ってくる本が嫌いだった。
かれらは「答え」をくれるのではなく「問い」をつぶやく。
教えてくれるのではなく、一緒に悩んでくれる。
――永井玲衣(前書きより)
●インクや製本までこだわり抜かれ、
クールで愉快な「ピーナッツ」が表現された一冊は、
プレゼントにもぴったりです。
誠実な文で読者と原作を繋ぐのは、
学校や美術館などいろいろなところで様々な人々と「哲学対話」を行っている、
いま注目の哲学研究者・永井玲衣。
日頃から「哲学対話」などで10代の生の声に真剣に向き合ってきたからこそ、
決して読者を子ども扱いせず、友だちのように寄り添って
新しい世界の見方を一緒に考えます。
個性豊かなキャラクターたちが、それぞれの在り方で一緒に生きる「ピーナッツ」の世界。
本を開けば、哲学的でユーモアにあふれたことばたちが心を軽くしてくれます。
本棚に差しておきたい、お守りのような一冊。
内容説明
なやみと笑いに満ちた10代を生きるきみへ。そして、かつて10代だった、おとなたちへ。わたしは13歳のころ、がっかりした子どもだった。あなたはどう?ゆかいなピーナッツの仲間たち×気鋭の哲学者・永井玲衣×きみ=70の「哲学対話」
目次
1 チャーリー・ブラウンのことば(なんだか頭にくるあいつ!;負けたら、どうする? ほか)
2 ルーシーのことば(自分ファーストで生きる!;ありのままの自分じゃダメ? ほか)
3 ペパーミントパティとマーシーのことば(わたしって変ですか?;学校なんか行きたくない! ほか)
4 ライナスとサリーのことば(こわがりの正体;なんのために勉強するの? ほか)
5 スヌーピーのことば(しあわせってなんだろう?;空気をよむとか、よまないとか ほか)
著者等紹介
シュルツ,チャールズ・M.[シュルツ,チャールズM.] [Schulz,Charles・M.]
1922年、アメリカ・ミネソタ州ミネアポリス生まれ。6歳になる頃には漫画家を志していた。1950年27歳のとき「ピーナッツ」の新聞連載を開始。以来、半世紀にわたり17897のエピソードを描き、世界中で2600紙の新聞で掲載。2000年2月12日夜77歳で永眠。それは、最終回の日曜版が配達される前日のことだった
谷川俊太郎[タニカワシュンタロウ]
1931年、東京生まれ。詩人。1952年21歳のとき初の詩集『二十億光年の孤独』(創元社)を発表。1960年代後半より「ピーナッツ」の翻訳を手がけ『完全版 ピーナッツ全集』(河出書房新社)で完訳を果たす
永井玲衣[ナガイレイ]
1991年、東京都生まれ。哲学者。人々と考えあう場である「哲学対話」を幅広く行っている。哲学エッセイの連載多数。2021年30歳のとき初の著書『水中の哲学者たち』(晶文社)を発表。2024年第17回「(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞」受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
優希
入江・ろばーと
chi
-
- 和書
- 漢文重要単語集