内容説明
あまりにも見事な政治情況の観察と分析!その文学的表現!!ソ連国内で62年間発禁だったブルガーコフの問題作『犬の心』が写し取っていたものとは何だったのか?何故の発禁処分か?執筆当時の社会状況、人間関係、思想状況、全てを明らかに―。
目次
1 犬の心と人の心
2 『犬の心』における社会主義批判
3 『犬の心』の主題
4 家宅捜査と取調べ
5 『犬の心』のその後
著者等紹介
石井信介[イシイシンスケ]
民族友好大学(モスクワ)歴史文学部卒、大阪市立大学経済学部修士課程修了。ノーボスチ通信社東京支局勤務の後、ロシア向け/経由の貨物を扱う物流企業に勤めてモスクワ、サンクトペテルブルグ、ハバロフスク、ウラジオストク、ナホトカに駐在(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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