紅紫の館―郷士・日比谷健次郎の幕末

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紅紫の館―郷士・日比谷健次郎の幕末

  • 穂高 健一【著】
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  • サイズ B6判/ページ数 270p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784896426281
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

安政七(1860)年三月三日に、雪降る桜田門外で、井伊大老が暗殺された。徳川幕府の瓦解のはじまりだった。当日の江戸城内には、最高官位の和宮に献上された豪華な「五段雛人形」が飾られていた。家茂将軍の権威と威光をしめす演出であった。すぐさま極秘裏に撤去された。日比谷健次郎は武蔵国足立郡の郷士で、北辰一刀流の免許皆伝である。日比谷家、三郷の加藤家、八潮の佐藤家の三家は、徳川幕府の特命を請け負う「内密御用家」であった。徳川政権が倒れて、戊辰戦争が勃発すると、三家は隠密として臨機の処置で俊敏に活躍する。「徳川の頭脳」といわれた陸軍奉行並の松平太郎が、江戸城の無血開城前に金座・銀座から秘かに百万両を運びだす。隠密御用家は埋蔵金の隠し場所につとめた。膨大な金が旧幕府軍、新選組、奥羽越列藩の戦費となった。新政府軍が上野戦争を仕掛けてきた。戦火のなか、和宮の願いもあり日比谷健次郎たちは命をかけて、寛永寺貫主の輪王寺宮を危機一髪で救出する。奥州に逃げ延びた輪王寺宮は『東武天皇』として即位し、三月十五日『延壽』(えんじゅ)という元号を発布した。西側の幼帝と東側の東武天皇という、南北朝に似た国家分断の戦いになった。新政府軍が勝利し、元号『延壽』が歴史から消された。戊辰戦争が終わると、井伊大老の殺害で消えていた五段雛人形が、悲劇の皇女・和宮にからみ意外な展開をみせた。薩長政権が捏造した幕末史を暴く歴史小説である。

著者等紹介

穂高健一[ホダカケンイチ]
1943年広島県大崎上島町生まれ。中央大学経済学部を卒業、作家。日本ペンクラブ(会報委員)、日本文藝家協会、日本山岳会、日本写真協会、歴史時代小説作家クラブの各会員。地上文学賞『千年杉』(家の光社)、いさり火文学賞『潮流』(北海道新聞社)など八つの受賞歴(小説部門)がある。読売・日本テレビ文化センター、目黒学園カルチャースクールで「文学賞を目ざす小説講座」、朝日カルチャーセンターで「知られざる幕末史」、「フォト・エッセイ」、元気に百歳クラブ、「エッセイ教室」の講師等を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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好奇心

0
幕末に生きた現在の足立区に居た名主兼剣客日比谷健次郎の見聞きした出来事の回想録か?まずは彰義隊戦争に係わった輪王寺宮の江戸からの脱出行程、吉村昭の小説 彰義隊で読んだ内容と全く同じだった、最も印象に残ったのは本の最後で描かれた、日比谷屋敷に訪れた静寛宮(和宮)との対面、こんなことが本当にあったのか、身分制度厳しい時代に直答しているシーン、日本が生まれ変わる変革期の江戸の混乱した様子が少しだけ理解できた気がする 2021/06/19

鷹取利典

0
桜田門外の変、雪の日に、時の老中 井伊直弼が暗殺される細かい描写で始まる。最初からのめり込ませる、一気に読ませてしまう。 雛人形が当時、八寸(約24cm)までと定められているにもかかわらず、この雛人形が大きいことに気づき、取材するうちに、慶応と明治の間に「延壽」という年号があったことを発見する。それが執筆の強い動機になったそうだ。 この時代の歴史に詳しい作者だからこそ書けた一冊。「歴史小説は良質な史実の近くで書くべき」との作者あとがきのとおり、しっかり取材された結果が、真に迫る読みごたえある一冊だった。 2021/01/16

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