内容説明
日常のキラリと輝く瞬間をしっかりと掴むこと。きらきら輝く天然石が詰まった小箱のような隨筆集。
目次
第1部 気づき(心乱れて;朝を迎える ほか)
第2部 ルーツ(退屈から生まれる美;谷間の土地 ほか)
第3部 庭の特別なひととき(庭とダンスを踊る;赤と黄 ほか)
第4部 ささやかな思いやり(黒い泡;庭園の聖人 ほか)
第5部 あの頃と今(妊娠の苦しみと喜び;本の執筆 ほか)
著者等紹介
テイラー,アリス[テイラー,アリス] [Taylor,Alice]
1938年アイルランド南西部のコーク近郊の生まれ。結婚後、イニシャノン村で夫と共にゲストハウスを経営。その後、郵便局兼雑貨店を経営する。1988年、子ども時代の思い出を書き留めたエッセイを出版し、アイルランド国内で大ベストセラーとなる。その後も、エッセイや小説、詩を次々に発表し、いずれも好評を博した。現在も意欲的に作品を発表し続けている
高橋歩[タカハシアユミ]
1967年新潟生まれ。新潟薬科大学教授。英国バーミンガム大学大学院博士課程修了。専門は英語教育。留学中に旅行したアイルランドに魅了され、毎年現地を訪れるようになる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ケイ
96
ヒマワリに惹かれて。 図書館から。彼女が、写真と共に紹介する暮らし、自然にふれ、味わう。生活を楽しむ暮らし。響いてこなかったかな。ひまわりと、中に紹介されるアイルランドのギャップもあったかも。2020/07/10
ケニオミ
11
日経で書評を読んで是非読みたいと思った本です。地元の図書館を通し、都立図書館から借りてもらいました。些細な日常のことが触れられていますが、心に残る一冊でした。人生は一期一会。会いたい人に明日は会えないかも知れない。お世話になった人には今すぐに感謝の意を表わそう。などなど。彼女の他の著作も読みたくなりました。2020/08/31
柊
5
アイルランドの田舎の雄大な景色から庭先の小さな草花まで、自然の描写が素敵でした。 読んでいて、著者が自然に触れることに心から喜びを感じているのが伝わってくる。草花を擬人化して会話するユーモアも面白かった。アンスリウムを高飛車な貴婦人に例えたり、ダリアを目立ちたがり屋の王様に例えたりして、彼らのわがままに耳を傾けてせっせと世話をする著者の姿がとても楽しそうで、自分もガーデニングを始めたくなりました。 チューリップの球根でも買って来ようかな。2020/11/12