出版社内容情報
「何が欲しいとも
何が食べたいとも思わずに」
ゆったりと過ごす暮らしでした
でも ロシア人や日本人には
貧しくて惨めな暮らしと
映ったようでした (本文より)
『生きる場の哲学』からおよそ40年、
人びとの共感共生の場を辿った哲学者が
アイヌの人と文化に導かれ、生きる場を据え直した。
その思索、生活、出会いが詩(His Story 歴史)として綴られ、
ことばはムックリの響きように、読む者の心に染みいる。
松田潤(元札幌大学教員)
目次
長篇物語詩 チュサンマとピウスツキとトミの物語
アイヌの人と文化の詩
解説 原田公久枝
謝辞
著者紹介
花崎皋平 [はなさき こうへい]
1931年 東京生まれ。
1964年から1971年まで、北海道大学文学部教員(西洋哲学)
以後、文筆業。
著書:『マルクスにおける科学と哲学』、「生きる場の哲学」、『静かな大地――松浦武四郎とアイヌ民族』、『田中正造と民衆思想の継承』、『アイデンティティと共生の哲学』、『天と地と人と――民衆思想の実践と思索の往還から』など。
詩集:『風のとおる道』、『いのちへの旅』など。
翻訳:カレル・コシーク『具体的なものの弁証法』、チャン・デュク・タオ『言語と意識の起原』他。
編著:『ヤポネシア弧は物語る 島々は花綵』
内容説明
『生きる場の哲学』、共感共生の場をたどった哲学者による物語詩。
著者等紹介
花崎皋平[ハナサキコウヘイ]
1931年東京生まれ。1964年から1971年まで、北海道大学文学部教員(西洋哲学)。以後、文筆業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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