出版社内容情報
運慶仏の魅力紹介と運慶仏を訪ねる旅のガイドを兼ねた1冊。運慶仏の鑑賞ポイントや周辺の立ち寄りスポットなどの実用情報もご紹介。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mr.チャーリー
54
以前、一個人9月号で国宝鑑賞にがぜん興味が湧き、運慶の作品にもはまってしまいました。この本は運慶の作品を親しみやすく丁寧に説明してくれています。それだけなく、それらの作品が安置されている寺院の周辺の観光ガイドブックにもなっていて、食事処やお土産屋さんまで紹介しています。運慶ゆかりの寺院を訪ねたくなる内容です。無性に運慶の作品に会いたくなって、今日、東京国立博物館の運慶展に行ってきました。本物に会えて、心の中でワ~っ!と叫びっぱなしでしたぁ(^^)2017/10/15
こぽぞう☆
20
息子の参考書を買いに書店に行き、目について飛びついた。運慶展の予習に最高!運慶作、ほぼ網羅してるんじゃないかな。写真もきれい。地域別に載せてあり、地図などもあり訪ねることも前提のようだ。帯が運慶展の割引券になっている。2017/09/12
オリーブ
16
トーハクの運慶展でのお土産本。ズームアップされた表情を見ていると気づかなかった面の解説によって初心者にも優しい1冊。運慶大好きな人たちのコラムはまた違った運慶仏像の見方を教えてくれる。トーハクでは当然写真撮影不可だったので、写真も多くて記憶が甦ってくるし、仏像に興味ない人にも分かりやすいようにイラストで運慶の人生を辿ってくれている。運慶仏の大きさを比べると様々な仏像があり彼のチャレンジ精神に感心する。そして、運慶って師匠の父、弟子や息子たちにも恵まれていたのも幸運だったようだ。仏像を求めて旅をしたくなった2017/09/28
なおみ703♪
11
山本氏の解説が気に入ってさらに氏が「運慶」の専門とのことでこの書に出会う。玉眼を入れるのは平安時代末期からだそうで、運慶一派は早くから玉眼を取り入れたという。生きているようなリアリティを感じるし、目が合ってしまいそうだ。特に興福寺の「無著菩薩立像」と「世親菩薩立像」はその現実を見据えた目と、慈愛に満ちたまなざしに吸い込まれそう。一番のお気に入りは、運慶最後の作品、称名寺の「大威徳明王像」だ。息子の大学の近くにある金沢文庫所蔵で今年も行ったのだが、意識して見なかった。今度行く時は、この像に会いに行こう!2018/11/23
m
9
フルカラーで大満足の一冊。昨年行った運慶展は圧巻だったなぁ。今度はそれぞれの収蔵先を訪ねるのも面白そう。2018/03/16