内容説明
14世紀初頭、政争に巻き込まれたフィレンツェを逃れ、聖フランチェスコの教えを守る、アッシジの「小さき花の兄弟会」に身を寄せた謎の男。彼こそダンテ・アリギエーリエであった―。ほとんど知られていない『饗宴』執筆に至るダンテの苦悩を豊かな想像力で描き出す、構想三十余年―壮大な歴史絵巻。
著者等紹介
高沢英子[タカザワエイコ]
1930年伊賀上野に生まれる。京都大学文学部フランス文学科卒。日本民主主義文学会会員。YWCA、カルチャーセンターなどで語学教師を勤めながら執筆活動を続ける。元『VIKING』『白描』『鳥』『ぺんしる』同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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