内容説明
生前交友のあったアラン・レネを悼みその仕事を振り返るうち甦る様々な映画人、演劇人との思い出される数々の追悼文(バルト、ベケット、バロー、イオネスコ、デュラス、ブレッソン、ベルイマン、アントニオーニ、プランション)。死のまわりで渦巻く記憶と歴史。死者を弔い、悼むとは、そして記憶をチャンスとして未来へ歩み出すために…。
目次
第1部 “先へ戻る”(レネのモデル;歴史と記憶;戦争の記憶;死と記憶―生(=愛)を呼ぶもの)
第2部 記憶と“装置”(人から装置へ―“装置”の進化;“ロボット”の功罪―モラルを問う)
著者等紹介
渡辺淳[ワタナベジュン]
1922年三重県生まれ。東京大学文学部仏文学科卒業。東京都立大学・共立女子大学教授を経て、東京都立大学名誉教授。評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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