目次
漱石、葬儀に『鯛』を贈る
夏目漱石、その作品の構図
漱石、絶密の恋
著者等紹介
荻原雄一[オギハラユウイチ]
学習院大学文学部国文学科卒業、埼玉大学教養学部教養学科アメリカ研究コース卒業、学習院大学大学院人文科学研究科国文学専攻修士課程修了。東京学芸大学講師などを経て、現・名古屋芸術大学教授。俳優座特別研究員、兼任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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tom
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しばらく前に読んだ「漱石、百年の恋。子規、最期の恋。」の関連本。この本の元になったたデータを小説にしたのが「百年の恋」という次第。というわけで、この本に出て来る漱石関係のエピソードは、すでに分かっていることだから、ほとんど斜め読みで読了。でも、著者の言いたいことに、私は全面的に同意します。要するに、漱石先生が書いたものは、初恋を失ったというところから始まった。漱石が、同じようなことを延々と書き続けたことには理由があるわけ。漱石先生を「文豪」という人たちは、この本を読んで、怒り狂うのだろうなあ。2018/10/14