内容説明
第1部では、労働法制全体における労働者派遣および派遣社員の位置づけや、数次にわたる派遣法改正の歴史(とりわけ平成30年改正の概要と問題点、予想される今後の傾向等)を概観します。第2部では、平成30年改正を含めた派遣法の全条文について、規定の内容、その目的を実効性あるものにするための措置、当該条文が改正された当時の経緯、代表的な判例や実務上理解したいポイントなどを、さまざまな図表や注とともに解説しています。特に日本版同一労働同一賃金について、細部にわたり解説しています。巻末には、平成30年改正で新設された情報提供義務や説明義務に関する各種説明資料とその解説、労使協定方式を採用する場合の労使協定案、派遣法における実効確保措置の詳細、派遣法条文など豊富な資料をそろえています。
目次
第1部 労働法と労働者派遣(労働法における労働者派遣法の位置づけ;非正規社員に位置づけられる派遣社員;労働者派遣)
第2部 労働者派遣法の逐条解説(はじめに(派遣法を理解するためのポイント)
総則
労働者派遣事業の適正な運営の確保に関する措置 ほか)
第3部 行政指導等の実施状況(定期監督等に基づく派遣法違反件数;行政指導実績;行政処分実績 ほか)
巻末資料
著者等紹介
石嵜信憲[イシザキノブノリ]
石嵜・山中総合法律事務所弁護士。明治大学法学部卒業。1975年司法試験合格、1978年弁護士登録。以後、労働事件を経営者側代理人として手がける。現在、経営法曹会議常任幹事
小宮純季[コミヤジュンキ]
石嵜・山中総合法律事務所弁護士。青山学院大学法学部卒業、慶應義塾大学法科大学院修了。2013年弁護士登録(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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