内容説明
帝政ロシア支配に対するポーランド十一月武装蜂起後に亡命。その後、永久革命者の魂として、生涯を詩のことばによる愛国に捧げた―。フランス・サンボリスムの先駆者と言われたポーランド・ロマン派の代表的詩人。十九世紀半ばには「予言者」という別名でも呼ばれた詩人の、抒情詩の子供らしさや嘆きの率直な表現。
目次
ソネット
マリア・ヴォジンスカのアルバムに
***を呪う
わかれ
最後の思い出
頌歌
Hymn
献歌
わが遺言
「天使たちは…」〔ほか〕
著者等紹介
スウォヴァツキ,ユリウシュ[スウォヴァツキ,ユリウシュ][Slowacki,Juliusz]
1809~1849。ポーランド、ヴォウィン地方、クシェミェニェツ生まれ。叙情的ロマン主義詩人。財務省の官吏として働くが、反ロシアの11月武装蜂起直後に最初の詩を発表、革命政府の外交特使としてロンドンへ行き、蜂起鎮圧後はパリの「大亡命」グループに合流、二度と生きて祖国へ戻ることはなかった
工藤正廣[クドウマサヒロ]
1943年青森県黒石生まれ。北海道大学卒。現在同大学名誉教授。ロシア文学者・詩人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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