内容説明
フランスに実在した素朴派の女性画家セラフィーヌ・ルイ。画商ヴィルヘルム・ウーデとの心の交流を通して、彼女の純粋に生きる姿と芸術を描く感動作。
目次
「無敵な女」の足跡を追って
黒い仕事
色彩の仕事
サンリス
セラフィーヌ・ルイ=マヤールの私生活
サンリスのセラフィーヌ
ヴィルヘルム・ウーデ
描く喜び
展覧会
再会、そして才能の認知
花から譫妄へ
精神病院
著者等紹介
クロアレク,フランソワーズ[クロアレク,フランソワーズ][Cloarec,Francoise]
フランス、パリ生まれ。臨床精神病理学博士。パリの国立美術高等専門学校卒業。パリのヴィル・エヴァール病院で精神療法技術者兼精神分析医として勤務する傍ら、作家及び画家として活動
山形梓[ヤマガタアズサ]
1976年群馬県生まれ。幼少期より中米、東西アフリカ、フランスに住み、タンザニアのインターナショナルスクールにてIB(インターナショナル・バカロレア)を履修後、南仏のニース大学にて翻訳の基礎を学ぶ。2000年に帰国以降、会社員を経て2007年からフリーの通訳・翻訳者として活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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paluko
7
私より約一世紀前に生まれた、セラフィーヌ・ルイというアウトサイダー(正規の芸術教育を受けない)画家の断片的な伝記のような本。彼女は41歳にして「お前は絵を描かなければなりません!」という天上からの命令を受け、描き始めたという。絵の図版がたくさん入っているけど、ほとんどが花の絵で、みんな羽根がひしめいているように見える。第一次大戦をはさんでセラフィーヌを後援したコレクター、ヴィルヘルム・ウーデの生涯も興味深い。2021/01/06
メルセ・ひすい
1
13-127 赤74 突如!セラフィーヌ? ハイブリッド神・翼と人と動物と… それは熾天使。。。 巷のおばさんにお告げが… 解析が不能でもでも脳は昇華した… そうです、所謂・天啓なのだ!(*_*) フランスに実在した素朴派の女性画家セラフィーヌ・ルイ。画商ヴィルヘルム・ウーデとの心の交流を通して、彼女の純粋に生きる姿と芸術を描く感動作。 原作は映画「セラフィーヌの庭」。2010/08/26
かにこ
0
とにかく絵が美しい。文章としては調書のようでしっくり来ませんでした。2011/12/25
caster1
0
描かれている花・植物が実在してると思えないくらいドラマティック(?)な描かれ方。「楽園の樹」の青が美しい。2010/12/13
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