内容説明
未曾有のロマンへと踏み出す詩的言語による散文中篇。自然の移ろいと人間の心理とが渾然一体となる、パステルナークの詩人力に溢れる可逆的言語で描かれた少女ジェーニャ・リュヴェルスの魂の成長譚。
著者等紹介
パステルナーク,ボリース[パステルナーク,ボリース][Пастернак,Борис]
1890‐1960。1922年の第三詩集『わが妹人生』で著名詩人となる。1958年ノーベル文学賞拝受。人間とは何か自然とは何か、そういう根源を、斬新な詩的スタイルで創造しなおしてみせた
工藤正廣[クドウマサヒロ]
1943年青森県黒石生まれ。北海道大学卒。現在同大学名誉教授。ロシア文学者・詩人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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