内容説明
今、何が問われているのか。既成の思想、激動の社会に何を読むのか。それぞれの同時代と正面から取り組み真正に生きるための思想を求めたプラトン、ヘーゲル、マルクス、ルカーチ、レオンチェフ…彼らの仕事を問い直し現代の問題を照らし出す論集。
目次
正義と自律あるいはプラトン政治哲学のストイケイア―プラトン最善国家パラデイグマのコノテーション
承認論の地平―ヘーゲル哲学の解釈を巡って
マルクスと学位論文
マルクス、エンゲルスにおける人間的解放と民族問題―アルノルト・ルーゲとの比較を中心に
ロシアの反動思想家K.レオンチェフとJ.S.ミル―個性と自由と幸福をめぐって
観念的革命論と革命の観念性―ルカーチとハンガリー革命
附 三浦和男の論考から
著者等紹介
神田順司[カンダジュンジ]
1950年生。慶應義塾大学大学院文学研究科史学専攻博士課程単位取得退学。ボーフム・ルール大学哲学部博士課程修了(Dr.Phil.)。慶應義塾大学文学部教授(ドイツ思想史、歴史理論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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