内容説明
戦前から現在まで子供たちを魅了し続けた児童読み物の意味を問う。
目次
1部 鞍馬天狗の時代(鞍馬天狗の世界;英雄物語を離れて)
2部 戦時下から戦後へ(従軍体験と文学表現の揺らぎ―おとな向けの作品群から;「楠木正成」論;杉作のゆくえ)
著者等紹介
相川美恵子[アイカワミエコ]
1960年生。岐阜大学教育学部卒業後、高等学校で非常勤講師を勤めながら、梅花女子大学大学院で児童文学を専攻、博士後期課程中退。現在は、大垣女子短期大学などで非常勤講師を勤める。2002年に「「幼き者の旗」の誕生過程を考える―メディアがつくる「銃後」」で、日本児童文学学会設立40周年記念論文入選、2003年には「『うすらでかぶつ』にみる読みの開き方―一九七〇年代の入り口をふりかえる」で、日本児童文学者協会第一回評論新人賞入選。日本児童文学学会、日本児童文学者協会、大佛次郎研究会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。