著者等紹介
藤原審爾[フジワラシンジ]
1921‐1984。東京都生まれ。幼少時に父と死別。岡山県で旧家の祖母に育てられた。1940年に上京、青山学院に入学するが、肺結核を患って中退し帰郷。療養時に代表作となった「秋津温泉」を執筆。疎開中は井伏鱒二、後に外村繁に師事。52年「罪な女」ほか2篇で第27回直木賞、62年「殿様と口紅」で第9回小説新潮賞受賞。純文学から風俗小説、ハードボイルドや警察小説、動物小説、任侠小説、時代小説など長短篇を問わず幅広い作風を誇り「小説の名人」とうたわれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kaizen@名古屋de朝活読書会
79
直木賞】「罪な女」罪人の夫と別れて、大町と結婚しようと思うが、夫が刑期を終えたら心を入れ替えて一緒に暮らしたいと。「赤毛」ラーメン屋から美容院に移ったとみ子。学校を出ていないので日本文学学校を受ける。素朴な女性を描写している。著者の好みか。2014/09/11
Keiko Fukuda
1
面白かったー。どのヒロインも心ひかれた。どの作品もそれぞれよかった。映像でみたい話ばかりだと思ったら、やはり映像化されているものが多かった。ラストに電車の中で泣きそうになった「泥だらけの純情」、百恵ちゃんと三浦友和で映画化されていた。知らない作家だったが、この機に知れてよかった。他の作品も読んでみたい。2019/02/27
Yasuyuki Kobayashi
0
著者と親交の深い色川武大氏のエッセイにて紹介 泥だらけの純情のみ読了 映画の原作だけに映像喚起力の高い作品。2025/06/13
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