内容説明
ルイス・キャロルと挿絵画家ジョン・テニエルふたりの運命的な出会いが名作『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』を生んだ―。参考図版80余点を駆使し不朽の児童文学を読み解く待望の作家・作品論。
目次
第1部 作家論(『アリス』の誕生と挿絵画家;『アリス』の舞台化)
第2部 作品論(『不思議の国のアリス』―あなたはだれ?;『鏡の国のアリス』―『鏡の国のキャロル』?)
著者等紹介
楠本君恵[クスモトキミエ]
山梨県生まれ。山梨大学学芸学部卒、早稲田大学大学院修士課程修了。英米文学を研究、現在、法政大学経済学部教授。日本ルイス・キャロル協会会員。主な著書に『翻訳の国の「アリス」』(未知谷)、訳書に『不思議の国のアリス』(論創社)、沢登君恵のペンネームで『海辺のたから』『金色の影』(ぬぷん児童図書出版)他。『翻訳の国の「アリス」』で第二十五回日本児童文学学会奨励賞、『金色の影』で旺文社児童文学翻訳賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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