内容説明
ニーチェ解釈に新たな光。新カント学派を介したカント思想の影響を明らかにする。
目次
第1章 宝の蔵
第2章 永劫回帰
第3章 反プラトン主義
第4章 キリスト教の問題
第5章 唯物‐観念論
第6章 人間的、あまりに人間的
第7章 ダーウィンと目的論
第8章 カントの影
第9章 力‐点の世界
第10章 力の快楽と力への意志
第11章 理念の立場
著者等紹介
スタック,ジョージ[スタック,ジョージ][Stack,George J.]
ペンシルバニア大学でPh.Dを取得し、州立ニューヨーク大学の哲学教授を1967年から1995年まで歴任した。その間、哲学部長を兼務したこともある。現在はニューヨーク大学名誉教授である
眞田収一郎[サナダシュウイチロウ]
昭和15年東京都生まれ。昭和43年慶應義塾大学大学院文学研究科修士修了(哲学専攻)。昭和52年九州大学助教授。昭和63年より現在まで日本大学芸術学部教授。ボヘミアの森の詩人アダベルト・シュティフターの自然と文学、ニーチェの自然観などを研究。その後、ドイツ人の生命観と自然の関係に興味が移り、現在はスピノザ、ゲーテ、ニーチェの生命観の連続性に関心をもつ。特に最近は、ニーチェの認識論の研究を進め、ニーチェ哲学の真理観の伝統的な背景が、カントと新カント派のランゲにあることの研究、翻訳に精力をそそいでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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