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内容説明
本書はポーランド西部の中心都市ポズナニの一画にあるイエジツェ町を舞台に、1991年のクリスマスイブの一日を十七歳の主人公エルカの心の成長を中心にして描いた作品である。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
杏子
14
少し時期外れだったけど、これは読んでよかった。一言でいえないけど、クリスマスイブに起きた奇跡の物語だった。これが私の初ムシェロヴィチになったけれど、最初がこの『ノエルカ』でよかったかも。ボレイコ一家はかなりいい家庭だし、でもエルカもトメクの家庭もそれぞれにいいところがある。彼らがイブの夜にサンタクロースと天使の扮装をして訪れた様々な家庭にも。それぞれのクリスマスがあり、愛と平和があった。またこの一連の物語に出会いたい。2015/06/18
ぱせり
7
(再読)ボレイコ家の食卓に、ふと招ばれたくなって。人が集まり賑やかに食卓を囲む場で、「何か寂しさを感じるんだよね」という言葉が沁みてくる。ポーランドの珍しくて美しいクリスマスの祝い方を知るのも楽しい。(このシリーズに出会わせてくれた人に感謝をこめて。今どうしているだろう。今は何を読んでいるのだろう。) 2015/12/26
lemon tea
7
クリスマス・イブに家族ともめ事を起こした少女がたまたま他の家族を垣間見る機会を得て「自分」や「家族」を改めて見つめ直すというような話。ポーランドのクリスマスを想像しながら読めて楽しかったです。2010/12/23
ぱせり
6
クリスマスそのもののような家庭からあふれ出す幸福が、星のように輝くたくさんの人々を巻き込み、天使の重石を溶かしていくクリスマスイブの物語・・・幸福な気持ちになりました。ポーランドのクリスマスの食卓に興味津津。なかでも気になるオプワテク。その国ならではのクリスマスの家庭の習わしは、趣があり、読むのが楽しいです。2010/12/10
dumpty
4
物語の中でだけ時間が過ぎていく。幸せな時間もあればそうでない時間も・・・。2009/12/26
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