ことのは文庫<br> わが家は幽世の貸本屋さん―偽りの親子と星空の約束

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ことのは文庫
わが家は幽世の貸本屋さん―偽りの親子と星空の約束

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784896379655
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

あやかしの東雲と人間である夏織、人種を超えた親子愛を情感あふれる筆致で綴る、大人気あかやしファンタジー、待望の続刊!

内容説明

幽世で唯一の貸本屋を営むあやかし・東雲を養父とする夏織は、祓い屋の一族という負の連鎖から解放された水明の存在を意識しつつも、今日も本を読みたいあやかしのために幽世と現し世を奔走する。ある日、東雲が何かを隠すような素振りで夏織のもとを失踪!?日頃、ぐうたらな養父にあるまじき行動に夏織は困惑するが、どうやら行き先は「物語屋」という怪しげな職業を生業とする東雲の古い友人・玉樹が絡んでいるようで―。現し世と幽世の狭間を生きる人間とあやかし達の、あったかい幻想郷の物語の最新刊。

著者等紹介

忍丸[シノブマル]
シナリオライターの仕事の傍ら、WEB小説を執筆。『異世界おもてなしご飯』(カドカワBOOK)で書籍化デビュー。人情味あふれる人間関係や「食」について書くのを得意とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はつばあば

50
あやかし・付喪神であろうが人でなかろうが、夏織の大好きな父親東雲。東雲にとっても夏織は大事な娘。人として生きている私達も成仏できればいいですが・・転生を拒んだ魂は幻光蝶になって燃え尽きるように消えていくそうです。八百比丘尼の魂を救済するその姿勢はとても気高いものがありますが、やはり置いて逝かれる哀しみはとてつもないもの。若者達へのファンタジー小説なのでしょうが、婆にはずっしりくる読み物でした。さて次はどんな展開がまっているのか・・楽しみです2021/05/02

ゆなほし

32
シリーズ2作目。幽世で貸本屋を営む夏織の養父・東雲が、ある日何かを隠すような素振りで夏織のもとを失踪して…。今巻のテーマは、「愛」だろうか。貸本の依頼者キジムナー、祓い屋の少年水明、そして東雲と夏織。あやかしと人間。種族は違えど、それを超越した東雲の夏織に対する深い愛に胸がいっぱいになった。この幽世の世界は、とても幻想的で美しいというのが、著者が紡ぐ明瞭でスっと心に入ってくる文章からよく伝わってくる。前巻も今巻も、それを見事に再現した表紙がまた素晴らしくて見入ってしまう。次巻も楽しみにしている。2020/04/02

葵@晴読雨読

31
今回は親子や家族の話。夏織、本当に東雲さんが好きだなぁ。水明とクロの話も良かった!2021/01/17

がんも

18
(頂き本)シリーズ第2弾、サブタイトルのとおり、今回のテーマは親と子かな、実の親とか育ての親とか、人とかあやかしとか関係なく親も子も成長していくんだね、変化を求めないあやかしの少しずつの変化、この先どうなっていくのやら。2021/12/12

16
面白くてほんわかする読後です。 人に忘れ去られると消えてしまうあやかし。ぞくへんでてるので、続きもよみたいですね。夏織の養父は付喪神だったんですね。2023/05/31

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