内容説明
史上最大の生活保護法改正に対応!生活保護のしくみ・基礎知識から、違法・不当な運用を争う際の論点、審査請求・訴訟等の手続について、改正行政不服審査法や最新の判例・実務を織り込み改訂!
目次
第1章 生活保護をめぐる最近の状況(生活保護制度に対する無知と偏見・差別意識;日本弁護士連合会人権擁護大会・シンポジウムの決議;生活保護問題対策全国会議の結成;生活保護問題緊急対策委員会の取組み;運動の発展;生活保護バッシングと社会保障制度改革推進法の成立;制度史上最大の生活保護改革;これからの課題―生存権保障の岩盤である生活保護制度を守る意義)
第2章 生活保護制度のしくみと基礎知識(生活保護制度の活用;生活保護法制と生活保護制度のしくみ;生活保護利用をめぐる典型的な論点;生活保護基準とその引下げ)
第3章 生活保護の違法な運用に対する争い方(審査請求、抗告訴訟、国賠訴訟のしくみと争い方;違法な運用の実例と裁判例・裁決例;生活底上げのための闘いの重要性)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くま
2
法律のあるべき運用について書かれてるけど、実際の運用は多分現場段階ではかけ離れていて、それは悪意のものもあれば、法律の無知からくるものもあるように思う。無知では済まされないことなので、ケースワーカーも支援者も必読の本だと思います。2016/01/01
Hidekazu Asai
0
本書は、これさえあれば、生活保護がわかる、と言ってもよい本であり、私は図書館で借りて読んでいるか、金銭の余裕ができたら買うつもりである。 生活保護を正確に知りたいなら本書を読むべし、である。 圧巻は本書の大半を占める「第3章 生活保護の違法な運用に対する争い方」である。 生活保護をめぐる判例をもとに、解説していく。 全国民必読です。2018/03/21