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内容説明
判例・学説を集大成するとともに比較法的に検討した珠玉の労作。27年間にわたり研究を続けてきた著者が、制度の本質を実証的に解明しつつ権利の実現のあるべき姿を明示。判例・学説や外国法との比較・検討を通して、あらゆる事例・場面における法的論点と解釈の方向性を示唆。
目次
第1章 序論(新民事執行法施行前について;新民事執行法施行後について;動産売買先取特権の物上代位論の現状)
第2章 動産売買先取特権の物上代位に関する研究(比較法と沿革;判例の検討;学説の検討)
第3章 破産宣告の動産売買先取特権に基づく物上代位に及ぼす影響(債務者の破産宣告の効果と公示方法について;「払渡又ハ引渡」の意義について;私見)
第4章 動産売買先取特権実行上の諸問題(問題解決のための基本的な考え方;最高裁昭和59年2月2日判決の意義;売買対象動産の競売について;物上代位について;その他の問題について;おわりに)
第5章 法的整理手続における全面的管理処分権者の動産売買先取特権者に対する責任(法的整理手続上の全面的管理処分権者;動産売買先取特権の基本的な考え方;動産売買先取特権の全面的管理処分権者に対する実行方法;おわりに)
著者等紹介
今中利昭[イマナカトシアキ]
昭和10年5月15日兵庫県川西市に生まれる。昭和29年3月兵庫県立伊丹高校卒業、昭和33年関西大学法学部卒業、昭和35年関西大学大学院修士課程修了、昭和37年4月弁護士登録、昭和57年大阪弁護士会副会長、大阪弁護士会(昭和56年消費者保護委員会、同63年総合法律相談センター運営委員会、平成2年研修委員会、同4年司法委員会、同7年司法修習委員会)各委員長、平成10年日本弁護士連合会司法制度調査会委員長、平成5年大阪府建設工事紛争審査会会長、平成12年芦屋市建築審査会会長などの多くの公職を歴任。昭和52年東邦産業株式会社保全管理人、同管財人、平成4年第一紡績株式会社保全管理人、同管財人、平成7年木津信抵当証券株式会社特別精算人に就任するなど、多くの倒産、更生事件を手がける。現在、甲南大学法科大学院教授(倒産法)、芦屋市建築審査会会長、株式会社池田銀行社外監査役、第一紡績株式会社社外取締役、チェリーヒルズゴルフ倶楽部理事長。平成19年9月18日に関西大学より法学博士の学位を授与される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。