上野駅の140年―駅と列車、ホームの記録

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上野駅の140年―駅と列車、ホームの記録

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  • サイズ B5判/ページ数 176p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784896251500
  • NDC分類 686.53
  • Cコード C0026

出版社内容情報

かつて“北の玄関口”と呼ばれた上野駅は、戦後日本の出発点であり、再会の場所でもあった。東北や北関東から夢を抱いて上京した若者たち、年末年始にふるさとへ帰る家族、旅立ちを見送る人々──誰もが一度は立ち寄り、心に刻まれた風景。それが上野駅である。

本書『「上野駅の140年」~街と駅、列車とホームの記録~』は、戦後の復興期から新幹線開業、平成の再開発まで、およそ140年にわたる上野駅の変遷を豊富な写真と資料でたどる記録集である。昭和20~30年代の蒸気機関車が走るホーム、夜行列車で埋め尽くされたプラットホーム、列車に群がる人々の姿──そこには、経済成長とともに歩んだ日本人の営みが鮮明に写し出されている。

第1章では、集団就職列車や帰省ラッシュなど、戦後の“旅立ちと再会”の象徴としての上野駅を紹介。第2章では電化・複々線化・特急列車の誕生を取り上げ、鉄道の進化と都市機能の拡張を描く。さらに第3章では、映画『東京暮色』や『ゼロの焦点』などに登場した上野駅を通して、昭和という時代を文化の視点から掘り下げる。終章では1985年の東北・上越新幹線開業、そして平成の再開発へと至る近代化の歩みをまとめ、変わりゆく東京の中にあっても変わらない“上野の記憶”を描き出す。

著者・山田亮は、長年にわたり鉄道史と都市文化を研究し、撮影記録を収集してきた写真家・研究者。本書では、自身が撮りためた記録写真のほか、鉄道ファン・報道機関・旧国鉄関係者による未公開写真も多数掲載している。蒸気から電車、そして新幹線へ──上野駅を通して、日本の鉄道と人々の関わりを多角的に浮かび上がらせる。

「上野は心の駅だった」。
本書に流れるこの言葉のとおり、上野駅は単なる交通の結節点ではなく、人々の希望や郷愁を映す“記憶の場所”である。鉄道史・文化史・都市史の交差点に立つこの一冊は、昭和を知る世代にも、平成を懐かしむ世代にも響く、時代と記憶のドキュメントである。


【目次】

第1章
上野は“心の駅”
第2章
煙の時代から電車の時代へ
第3章
黄金期-電車特急と映画が描いた上野
第4章
新幹線地下駅、そして平成へ

目次

江戸・明治・大正・昭和 上野の街の変遷
日本初の電車から上野駅開設まで 上野に日本鉄道の駅開設
洋館2階建の上野駅・院線電車・秋葉原貨物駅の解説 本格的な駅舎の完成
関東大震災と復興・高架線開通・山手線環状運転 大正時代の上野駅
2代目駅舎完成・戦前の上野駅 北の玄関上野駅
戦時下の駅・学童疎開・空襲・買出し列車・列車大削減 戦中・戦後上野駅の苦難
省線が「国電」に、電化とホーム増設 日本国有鉄道の誕生
集団就職、帰省列車の上野駅 上野は心の駅
気動車準急・急行登場、急行の電車化 上野に準急・急行が登場
荷物は隅田川へ・ホーム増設・連絡橋設置 上野駅のさらなる改良工事
「よんさんとう」ダイヤ改正・改良工事完成 ダイヤ改正と上野駅の改良工事
好景気に輸送需要増加 上野駅は電車・列車の展示会
上野地下駅・新幹線リレー号 上野駅と新幹線
日本一の67階建て・バブルに消える 幻の上野駅高層ビル計画
ガレリア・ステーションギャラリー・グランドコンコース・アトレ・フローラ・エキュート ステーションルネッサンス
田町・品川車両基地の再開発 東京縦貫線計画
歴史的駅舎・下町のランドマーク 価値ある変わらない上野駅

著者等紹介

山田亮[ヤマダアキラ]
1953(昭和28)年生まれ、慶應義塾大学法学部卒、慶應義塾大学鉄道研究会OB、鉄研三田会会員、元地方公務員、鉄道研究家で鉄道と社会のかかわりに強い関心を持つ。現在「鉄道ピクトリアル」誌に乗車記や列車運転史の研究成果を発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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