出版社内容情報
幕末の大儒・安積艮斎は学者として優れていたばかりでなく、文人としての資質に富み、また、旅を好んだ。山水の真を的確流麗に描写した彼の紀行文は、幸田露伴も激賞したが、本書には伊豆の旅中、郷里から江戸への道中に書かれた二篇の他に関連資料を収録。
村山 吉廣[ムラヤマ ヨシヒロ]
監修
安藤 智重[アンドウ トモシゲ]
翻訳/解説
内容説明
「一幅の山水画を展観する如し」艮斎は、学者として優れていたばかりでなく、文人としての資質に富み、また、旅を好んだ。山水の真を的確流麗に描写した彼の紀行文は、幸田露伴も激賞したが、本書には伊豆の旅中、郷里から江戸への道中に書かれた二篇を収録。
目次
遊豆紀勝
東省続録
林〓(てい)宇書幅二種
紀行文等五篇(『艮斎文略続』より)
安積疏水八景の詩
著者等紹介
村山吉廣[ムラヤマヨシヒロ]
昭和4年(1929)、埼玉県春日部市生まれ。早稲田大学文学部卒業。同大学文学部教授。名誉教授。日本詩経学会会長、日本中国学会顧問、公益財団法人斯文会参与
安藤智重[アンドウトモシゲ]
昭和42年(1967)、福島県郡山市生まれ。早稲田大学教育学部国語国文学科卒業。安積国造神社第六十四代宮司、(学)安積幼稚園理事長、全国神社保育団体連合会副会長、郡山信用金庫監事、安積歴史塾専務理事。平成13年、神社の会館内に安積艮斎記念館が開館。同15年より村山吉廣氏に師事。同18年、(社)郡山青年会議所副理事長。同23年、(財)神道文化会表彰を受く。同29年、『東北を置き去りにした明治維新』(文芸社)の座談会に加わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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