内容説明
戦乱の続く戦国時代、諸国を訪れて仁義・王道政治など、人と国の理想を説いた孟子の生きた思想を語る３１話。
目次
利益とモラルのどちらが大切？
五十歩百歩
わが家の年寄りと隣の年寄り
政治の目標は民の生活の安定
民の憂いを自分の憂いとせよ
古代の老人福祉
返事に窮して話題を変える
輿論の尊重
暴君は王様とは言えない
本当の勇気とはどんな勇気？〔ほか〕
著者等紹介
加藤道理［カトウミチタダ］
１９２５年、生まれ。１９５０年、東京大学文学部中国哲学科卒業。現在、桜美林大学名誉教授。（財）斯文会・漢字文化振興会常務理事
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
さっくりクッキー
1
知り合いに借りて読みました。 読む前は孟子って何？とまったく知らない状態で読みました。 性善説についてとてもわかりやすく書いてあり、容易に理解することができました。 愛すること、自分を高めること、生き方の指針が示されていてはっとすることも多かったです。 孟子の思想が万人に受け入れられている理由がなんとなくわかった気がします。 荒れた教育社会、心が荒んでしまった現代の人々にお勧めの一冊です。2015/03/28
