内容説明
「易経」は自然の在り方、人間の生き方を象徴的に記した、自然と人生の万華鏡ともいえる深遠な書。その成立と根本概念を初めて明解に説明し、多くの読者を魅了した著者の代表作を、新字・新かな遣いにあらためて現代の読者におくる待望の新版!
目次
易の根本思想(古代人と天;天人合一観;生 ほか)
「易経」の生成(中国史の曙―殷(商)より周へ
殷周とト筮
「易経」の成立 ほか)
「易経」本文の解説(周易上経(上経三十卦)
周易下経(下経三十四卦))
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆうきなかもと
5
前半の、「序説」、「易の根本思想」、「易経の生成」のみを再読。短いながら、よくまとまっていて、且つ、深い洞察があると思う。易、易経、易学を学ばんとする者は一読の価値ありかと思われる。2025/09/29
ゆうきなかもと
3
再読。3周目かと思う。全体は、3部構成。はじめに「易の根本思想」、次に「易経の生成」、最後に「易経本文の解説」。詳しくいえば、最後の「易経本文の解説」は「上経三十卦」と「下経三十四卦」にわかれる。全体としては本文の解説が多いが、より読む価値が高いのは前半の2つ「易の根本思想」と「易経の生成」。この部分こそ、本書の肝であり、他の易学入門書に勝る内容だと思う。2025/08/14