うらやまし猫の恋―越人と芭蕉

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うらやまし猫の恋―越人と芭蕉

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  • サイズ A5判/ページ数 365p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784896180534
  • NDC分類 911.33
  • Cコード C0095

内容説明

あやしい猫の句に誘われ、越人のあとを追い、俳諧の深みにはまる。うちつどい興じるさんざめきのまにまに、尾張・伊良湖・更科・江戸深川…夢のような旅路の果てに芭蕉に捨てられた男の歯軋りが聞こえる―げに恐ろしい風雅の魔神の物語。

目次

越人―北越からの流れ者
二人見し雪―『笈の小文』伊良湖への旅
道化を愛す―雪見にころぶもの
『更科紀行』への随行
深川の夜―江戸蕉門との交流
芭蕉の大垣帰還
『ひさご』―元禄三年の越人
『猿蓑』に潜む亀裂
「心に俗情あるもの」―越人伝説の生成
「離反」の真相―路通注進事件〔ほか〕

著者等紹介

吉田美和子[ヨシダミワコ]
1945年、岩手県に生まれる。東北大学文学部国文科卒業。主として大正・昭和初期の現代詩人論を試み、詩人尾形亀之助とその周辺を積年の課題とする。また江戸俳諧に親しみ、俳句・連句・俳画を楽しむ。1993年、市立小樽文学館「海の聖母―詩人吉田一穂展」を監修。主著に『宮沢賢治―天上のジョバンニ・地上のゴーシュ』(小沢書店1997年、第13回岩手日報文学賞賢治賞受賞)などがある。個人誌「木槿通信」を発行し、同名のホームページをもつ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。