内容説明
昭和40年から現在までこくごの教科書のおはなしベスト20。「もう一度読みたい」リクエスト作品と、採用頻度の高い作品で作りました。教科書でしか読めなかった名作『くじらぐも』が、初めて教科書から飛び出しました。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆきち
83
国語の教科書だけでも残しておけば良かった…。国語の教科書を毎日“読み声”する宿題がいちばん好きだったな。仕事が忙しい両親に一日一回聞いてもらえることがすごく嬉しかった気がする。だから何度もひとりで練習して“読み声チャンピオン”という称号をもらった嬉しい思い出が…。この本にも載っていて大好きだった作品は、松谷みよ子さんの「ハナイッパイになあれ」かな。すごく覚えている。ハナイッパイ運動を学校がしてくれて種を風船で飛ばしたような…。あと、この本には載っていなかったけど「せんせいあのね」は思い出深いな。懐かしい。2020/02/11
たんたん(休みます)
59
小学校1・2年生の国語の教科書の中から、リクエストが多かった作品、採用頻度が高かった作品をまとめてどーんと掲載してくれた素晴らしい本です。リクエスト1位の「くじらぐも」は私を空想の世界に連れて行ってくれた初めての物語。空を見るたびにくじらぐもを探していたあの頃。子供の時は何とも思わなかったけど凄い作家さんの作品で勉強していたんだな。それぞれに丁寧な解説が書かれていてとても為になった。作者のこんな思いが込められているんだと思うと作品がさらに愛おしくなる。下に収録作品を書くので懐かしんでもらえたら嬉しいです。2015/02/25
はる
45
感激。小学校の国語の教科書に載っていた「くじらくも」と「チックタック」が読めるなんて~(泣)特に「くじらくも」は教科書オリジナルらしいので貴重。「チックタック」は小人たちがお爺さんが寝ている間にお寿司を食べてしまい、わさびでひどい目の合ってしまうのが印象的。残念なのは挿絵がないこと!2014/06/04
ちょろこ
30
お気に入りさんの登録から出会えた一冊。もう…なつかしい!の一言!「チックとタック」は忘れもしない、自分を小人好きにさせてくれたお話。白いニワトリ、白い馬、白いきつね…やたらと白い動物が多いことに気づいた。これが自分の、白い動物に惹きつけられる源だったのかしら…。そういえば「おじさんのかさ」「きつねの窓」は娘が音読していたなぁ。なつかしの作品に解説も添えられていて…できれば挿し絵も欲しかったけれど…しばしランドセル時代に戻れて楽しかった!2015/03/12
スノーマン
21
私の教科書は光村版でした。子供達も光村版。子供の教科書を覗いて『たぬきの糸車』『おてがみ』が掲載続けていることに感動したのですが、私の時代からは消えたものも。それが『チックとタック』本当久しぶりの出会いに、懐かしすぎるー!の気持ちで一杯でした。そして『かさこじぞう』も、ほのぼのした言い回しで劇したなぁとか思い出が蘇ってきました。ユーモラスな『おじさんのかさ』は載ってないはずなのに覚えがある、と思ったら、竹野内豊のドラマで出会ったやつ!教科書で読んだ方々はドラマ観て、あ!てなったんだろうなぁ。2019/11/02
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