内容説明
戦後になって、海外へ出掛ける度に沢山の人達と知り合い、又それが縁となって私の所にもいろいろな国の人が訪れて来る。長い人は半年から1年、短い人は1週間、我が家を基地にして方々歩きまわっている。本書は、これらの人達との不思議な巡り合いについて書きとめたものである。
目次
楡と槲の木に囲まれて
ウィーンのプチホテル
セント・ヨゼフ病院
ウィーンのカフェで“さくらさくら”
なつかしい響き“リンデン通り”
東西ベルリンの壁
ドイツの版画家、銀座で個展
ホーフ・ブロイで乾杯
ケンブリッジ大学で見た秘蔵の書物
ラスベガスでの学会に招待されて
インドネシアから夫婦で留学
ドイツの温泉での再会を期して
一番近い国の友人達〔ほか〕