内容説明
東京・四谷荒木町。味わい深い飲食街の奥にある、小さな雑居ビルに、「坊主バー」の看板があります。スタッフは全員現役の僧侶。日中は僧侶としてお勤めし、夜は布教の場としてカウンターに立ちます。「死」とは?「生」とは?「いのち」とは?本書は、大切な人の死に嘆き苦しむ方、死を意識し怖れる方に、「坊主バー」のメンバーが贈る「生きる勇気」が得られる一冊です。
目次
第1章 生と死について(生と死―キサーゴータミーの逸話より;死んだらどこへ行くのか ほか)
第2章 今ここにある悲しみの受け止め方(親死ぬ、子死ぬ、孫死ぬ;有・無を越えて ほか)
第3章 平穏な心を得るために(自然法爾(じねんほうに)―自然にまかせる
葬儀はだれのために ほか)
第4章 弔(とむら)うことと、生きること―仏様とともに(通夜;葬儀 ほか)
著者等紹介
藤岡善信[フジオカヨシノブ]
浄土真宗本願寺派僧侶。四谷坊主バー店主。1976年生まれ。岡山県出身。高校生になってボクシングをはじめ、駒澤大学へボクシングで入学。その頃から精神界を模索し、いろいろな宗教の門もたたき、当初はキリスト教に強く惹かれマザー・テレサと面会する。帰国後に親鸞の言葉に出会い、浄土真宗の道を歩みはじめる。坊主バーのオーナーを16年務め、スタッフのお坊さんたちと坊主バンドを結成、リーダーの“ZENNEN(ぜんねん)”として作詞作曲ボーカルギターを担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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