内容説明
本書は、合併症など複雑な病態をもつ循環器疾患患者の治療について経験豊かな執筆者のディシジョン・メイキングを示すことにより、いわゆるEBMから一歩踏み込んだ“判断の基準と根拠”を提示することを目的に編集したものである。
目次
DES留置後3カ月で胃癌のため外科手術が必要となった患者
外来での内視鏡検査(生検を含む)・治療が必要なDES留置後患者
陳旧性前壁梗塞・低心機能患者に伴う心室頻拍
腹部大動脈瘤術前に無症候群冠動脈3枝病変が認められた患者
糖尿病を合併した無症候性心筋虚血の3枝病変患者
透析導入前の慢性腎不全に安定狭心症を合併した患者
甲状腺機能低下症の治療中に胸部不快感を訴えた患者
狭心症状はないが胃癌の術前検査で運動負荷陽性を指摘された患者
拡張型心筋症による低左心機能患者の胃癌手術
うっ血性心不全患者の腎機能障害〔ほか〕
著者等紹介
西山信一郎[ニシヤマシンイチロウ]
公庫ビル診療所西山クリニック院長
近森大志郎[チカモリタイシロウ]
東京医科大学内科学第二講座准教授
西裕太郎[ニシユウタロウ]
聖路加国際病院ハートセンター循環器内科副医長
大村寛敏[オオムラヒロトシ]
順天堂大学医学部循環器内科准教授
山本貴信[ヤマモトタカノブ]
東京医科歯科大学大学院循環制御内科学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。