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内容説明
科学でも、成功の鍵はコミュニケーションだ。研究者のための指南書弾3弾。
目次
1 理系人間という人種:その性格の特徴と可能性
2 自分の欠点は見えにくい:自分をコントロールすることからはじめよう
3 難問:快刀乱麻の交渉術
4 個人主義者の寄せ集め:研究チームを率いる
5 名人芸:上司を操縦する
6 同僚との関係:同僚は敵ではなく味方である
7 学究生活は辛いよ:艱難辛苦を乗り越えて必要なものを手にするために
8 学術機関から民間企業へ:スムーズな移籍のために
9 科学技術の未来をつくる
付録
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
six-9
1
豊富なケーススタディと,課題を通して理系人間な陥りがちなコミュニケーション「スキル」不足によるトラブルと生産性の低下に対処するための一冊.いわゆる理系人間には,人間関係のトラブルに対処できず,問題を放置してしまう傾向が強い.例えば,装置を占有し続ける同僚に対して何も言わずに不満を貯めてしまうが,装置を占有している同僚は,反感を買っていることに気づかない,など.2012/06/21
Schuhschnabel
0
大学や企業などにある理系の研究室における、人間関係にまつわるトラブルとその対処方法に関して豊富な実例を用いて解説されている。最初は、ここに登場する事例は多少戯画化されたものなのだろうと思って読んでいたが、ブラック研究室の実態を告発するブログなどを読んでみるとそうでもなさそうである。ただ、アメリカでの事例を参照しているので、ここに書かれている対処方法が日本でもそのまま通用するのかについては慎重になった方がいいと思う。2016/06/03
eve
0
研究者のために、研究者の特徴や接し方についてまとめた本。普通の管理職の人にも読んでほしい。研究者にトラブルが多いからといって、悪意がある訳ではなくただスキルを持っていないだけであるかもしれないことを再認識した。その具体例が多く掲載されている。ともすれば、研究者のやりとりは非常に幼稚で現実離れしていると思われるかもしれないが、あながちそうでもない。ただ、例に挙げられている研究者はコミュニケーションスキルのみが足りない前提であり、研究自体すら真面目に取り組めない自分はまずそこをちゃんと直そうと思った。2014/08/16
tsk
0
シンプルな3つの原則を適応して、具体例を提示ながらどう行動していくべきかを示す。理系人間のための〜と名打たれているように、プラクティカルな面に注目していて読みやすい。2014/07/03
Tsukasa Fukunaga
0
コミュニケーション力が不足しがちな理系人間が、研究を成功に収めるためのコミュニケーション能力の身に付け方について書かれた本。具体例が豊富でわかりやすい。日本でコミュ力というと、「上司や取引先に気に入られる能力」を指している気がするが、この著書ではプロジェクトを成功に導くことを主目的としている。「衝突を恐れるな」「立場ではなく利益を考えよ」にはハッとさせられた。色々自分のマネジメントを反省することしきり。私の研究スタイルとして、共同研究は積極的にやっていくことになるだろうが、その際の参考にもなるだろ。2013/04/12