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出版社内容情報
《内容》 今日の「水電解質」の知識を42の章に分類し,各々についてイラストを中心とした見開き2頁のレイアウトで,分かりやすく簡潔に解説する大好評ガイドブック。この度,7年ぶりに改訂された。最新知見をもとに全章見直され,ほとんどのイラストに手を加え,より一層見やすくした。学生,ナースには入門書として,臨床家には,知識の整理・更新に恰好な書である。まさに,苦手な「水電解質」も,この一冊で“疑問氷解”すること請け合いである。
《目次》
水電解質の重要性 1水の役割:水は生命の源 2人間の水分分布:体の60%は水である 3進化と水:海から陸へ 4電解質:電気をもつ粒子 5単位は必須:mEg,mM 6電解質調節の進化:細胞内外でNa+濃度が異なるのはなぜか? 7電解質と浸透圧:電離度の高いほうが浸透圧も高い 8血清の電解質と浸透圧:メチルアルコール中毒には酒を飲ませよう 9尿の電解質と浸透圧:未知への遭遇 腎臓の機能と水電解質 10生物の浸透圧調節:海水を飲んで涙を流すカモメ 11腎臓の役割:腎臓がないとどうなるか 12ネフロンとは何か:ひとつの腎臓に100万個 13糸球体のろ過機能:1日ドラム缶1本の原尿 14腎臓の機能検査:クリアランス・セール 15尿細管の再吸収と分泌:ラシックスの効果 16近位尿細管の機能:糖尿病でもないのに尿糖がでる 17対向流システム:ヘアピンカーブのヘレンのループ 18尿の濃縮力:海水を飲んでもよいか 19腎血流自働調節:レニンの分泌 20尿流の調節:尿細管糸球体フィードバック(TGF) 21遠位尿細管(遠位尿細管,接合尿細管):サイアザイド利尿薬の作用部位 22尿の希釈力:ビールを飲むと尿は薄くなる 23抗利尿ホルモン(ADH)の作用する集合管:タバコで尿は濃くなる 24酸の排泄:アルカリイオン水は血液phを変えるか 水電解質の調節機能 25体液量と浸透圧の調節:草食動物はどこからNa+(食塩)を摂るのか 26体液量(Naの調節):水を飲むと尿からNaが出る 27浸透圧調節(水の調節):高浸透圧血症は高Na血症とは限らない 28K+の調節:バナナは危険か 29CaとPの調節:骨の成分 30pHの調節:腎臓と肺が主役 水電解質の異常 31むくみ:食塩過剰を考える 32脱水:腋の下を触ろう 33食塩と高血圧:塩分を制限しよう 34腎と高血圧:腎臓が高血圧の原因 35高K血症:wideQRSには注意 36低K血症:痩せ薬で起るpseudo-Bartter症候群 37高Na血症:多尿の尿崩症 38低Na血症:肺癌患者の不適切抗利尿ホルモン分泌症候群(SIADH) 39高Ca血症と低Ca血症:テタニーと興奮 40輸液療法:名医か藪かがわかる 41利尿薬の作用:むくみを取る 42腎臓の分子生物学:遺伝子はすべてを知っている
目次
水電解質の重要性(水の役割:水は生命の源;人間の水分分布:体の60%は水である ほか)
腎臓の機能と水電解質(生物の浸透圧調節:海水を飲んで涙を流すカモメ;腎臓の役割:腎臓がないとどうなるか ほか)
水電解質の調節機能(体液量と浸透圧の調節:草食動物はどこからNa+(食塩)を摂るのか
体液量調節(Naの調節):水を飲むと尿からNaが出る ほか)
水電解質の異常(むくみ:食塩過剰を考える;脱水:腋の下を触ろう ほか)
著者等紹介
飯野靖彦[イイノヤスヒコ]
1973東京医科歯科大学医学部卒業、同第二内科入局。越川昭三先生に水電解質代謝を学ぶ。1975横須賀共済病院内科、笹岡拓雄先生に透析療法を学ぶ。1976自治医科大学透析室。浅野泰先生の透析室創設に参加、今井正先生に短離尿細管潅流法を学ぶ。1977NIH Visiting Associate、Burgの研究室で電解質輸送研究を行う。1978Harvard大学Instructor in Medicine。Peter Bent Brigham病院Associate。Brennerの研究室で腎生理学研究。1980東京医科歯科大学第二内科助手、武内重五郎教授に腎臓病学を学ぶ。1983同第二内科講師。1984同腎センター講師兼務、透析、移植療法を主任として指導。1989日本医科大学第二内科助教授。1993同第一病院透析室室長。1994同附属病院腎臓内科部長(助教授)。1998同第二内科教授、現在に至る。専門は内科学、腎臓病学、水電解質酸塩基平衡、透析療法、腎移植、高血圧
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