内容説明
脊椎脊髄外科に関するさまざまなトラブルが生じたときの対処法。髄液漏のようにときどき起こるものから、大血管損傷のように一生に一度もないようなものまで取り上げた。第2版では、各項目に対する現在の対処法の実際と、新たに項目と対処法を追加。この10年間の脊椎脊髄手術手技自体の進歩だけでなく、合併症に対する対処法にも十分なスキルアップがうかがわれる内容とした。
目次
1 脊椎脊髄手術における合併症の考え方・とらえ方(脊椎脊髄手術合併症の分類と発生頻度、予防の原則)
2 トラブルシューティングの実際(血管損傷と出血対策;麻痺;感染;硬膜損傷と髄液漏;Instrumentation、implantに関する合併症;その他)
3 リスクマネジメント(脊椎脊髄手術に関するリスクマネジメント総論;脊椎脊髄外科とリスクマネジメント;病院内でできるリスクマネジメントQ&A)