内容説明
本書はチャプレンへのインタビューを通してさまざまな疑問を検証するとともに、さらにスピリチュアルケアという対人援助の臨床構造を明らかにし、実践現場から求められるスピリチュアルケアの考え方や方法を紹介した画期的な本である。
目次
第1章 キリスト教スピリチュアリティの源泉―チャプレンの実践を支えるもの
第2章 パストラルケアの基礎とその展開
第3章 病院チャプレンによるスピリチュアルケア実践とは―チャプレンの業務
第4章 チャプレンになることの動機
第5章 スピリチュアルケア理念
第6章 スピリチュアルケアと宗教の関係について
第7章 臨床構造におけるスピリチュアルケア論の構築
第8章 スピリチュアリティ・スピリチュアルケアの多様な見解
第9章 現代日本におけるスピリチュアルケアの可能性
著者等紹介
柴田実[シバタミノル]
明治学院大学社会学部付属研究所研究員。牧師。東京看とり人プロジェクト(TMP)主任プロデューサー。1971年、神戸市生まれ。関西学院大学大学院神学研究科博士前期課程修了。聖路加国際病院臨床牧会教育(CPE)修了。17歳で、プロテスタント聖霊派教会にてキリスト教受洗。神学教育の後、神戸、新潟にて日本キリスト教団牧師を務める。上京後、東京都墨田区にて在宅ホスピス医院のチャプレン(こころのケア担当)、荒川区にて高齢者介護福祉事業所の訪問介護カウンセラー、明治学院大学協力牧師(東京都港区)を歴任
深谷美枝[フカヤミエ]
明治学院大学社会学部社会福祉学科教授。牧師。1961年、東京生まれ。15歳の時、日本キリスト教団の教会で受洗する。上智大学文学部社会福祉学科卒業後、知的障害児施設に四年間勤務。その後大学院に戻り、上智大学大学院文学研究科(社会福祉学)博士後期課程単位取得修了。日本社会事業大学、立正大学専任教員を経て2000年4月より現大学に勤務。社団法人東京社会福祉士会研修講師、特別区人事厚生組合の研修講師等も務めている。東京看とり人プロジェクト(TMP)プロデューサー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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