内容説明
技術がより高度に、より複雑に、そしてより大きな力をもつにつれ、人と技術との関係が非常に危うくなってきている。20世紀末の人類最大の課題は、まさに両者の調和をはかる視点を見出すことである。今、システム工学はこの問題に真正面から取り組んでいる。人間にとって役に立つ、使いやすい、温かみのあるシステムとは何か。これをいかにして構築するか。柔らかな情報社会の実現に向け、システム工学の論理と手法を第一線の研究者が描く。
目次
第1章 システム工学の源流をたどる
第2章 システムをデザインする
第3章 新世代のシステム工学
第4章 ニューハードウエアの時代
第5章 明日の技術社会をとく
システム工学はアクティブに進化していく