内容説明
牛乳、卵、大豆、そして米も小麦までも制限して、アトピー性皮膚炎の二人の息子と共に厳しい食物除去療法をつづける生活の記録。医療の力や同じアレルギー児をもつ親同士の力に支えられ、治療にまい進する中で、人間にとっての食べものの本当の姿が、大地に根をおろした食べもの本来のあり方がみえてきた。
目次
食物アレルギーとの出会い
次男誕生―そしてアレルギーとの壮絶な戦いの幕あけ
一年半のあしあと(厳しい食物除去療法に取り組む;食べられるものを必死で探しひたすら作る;断乳!そして遠くのものが見えてきた;子どもの症状の波を成長を大きな心で受けとめよう)
アトピー性皮膚炎への様々な見方―公的機関への要望
食物除去療法の優れた点と問題点―患者の母の立場から
安全な食品を求めて
「食」の意味、食文化―食の再生への道