目次
文学的な文章(ばかじゃん!―魚住直子・作、藤井美智子・絵;片耳の大シカ―椋鳩十・作、いとう良一・絵;注文の多い料理店―宮沢賢治・作、悦深‐etsumi‐・絵;バーナムの骨―トレイシー・E・ファーン・作、ボリス・クリコフ・絵、片岡しのぶ・訳)
説明的な文章(ゆるやかにつながるインターネット―池田謙一・文;わかりにくい外来語をわかりやすくするための工夫―相澤正夫・文;形を変えて輸入される水―岸上祐子、嶋田泰子・文)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つき
9
教科書の作品と「読むこと」のねらいを関連づけし、学校でよくいわれる「比べ読み」や「重ね読み」に利用できる。 比べ読みはわかるにしても、重ね読みってどういうことを言うんだろう。明確な違いを教えていただきたい。 【収録作品】ばかじゃん!/魚住直子 片耳の大シカ/椋鳩十 注文の多い料理店/宮沢賢治 バーナムの骨/トレーシー・E・ファーン ゆるやかにつながるインターネット/池田謙一 わかりにくい外来語をわかりやすくするための工夫/相澤正夫 形を変えて輸入される水/岸上祐子・嶋田泰子2017/10/21
虎哲
2
来年度5,6年生を担当する可能性があるため、準備がてら読んだ。新学習指導要領実施に伴う教科書改訂でいくつかの説明的文章は入れ替わってしまうことが予想されるが、それにしても「比べ読み・重ね読み」及び単体で扱える教材文だろう。2つの説明文は図表を絡めたもの。いくつか個別に感想。/「ばかじゃん!」→友人関係においてこうしたすれ違いを経験し始める頃だろう。双方の見方や考え方が違う以上直接伝えることが重要だと気付ける内容。/「バーナムの骨」→ティラノサウルスを発見したP・T・バーナムの伝記。成功は初志貫徹の賜物だ。2020/03/17