内容説明
戦中、戦後の苦難を背景に、少女の自立の芽生えを描く自伝的小説。幼い頃を過ごした、原風景ともいうべき大阪での思い出を描く「ふるさと」。強まる戦時色と神戸空襲の前後を描く「学徒勤労動員―空襲」など、珠玉の四編を収載。
著者等紹介
福永美知子[フクナガミチコ]
1930(昭5)年、大阪生まれ。旧制京都女子専門学校育児科卒業。大阪にて保育所経営。1964(昭39)年、北海道十勝にて農業に従事。1980(昭55)年、離農、姫路へ。水晶工房版『心果つるまで』(1995年5月刊)で、姫路文化賞「黒川録朗賞」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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