内容説明
きょう、かあさんとわたしはとびっきりはやくおきた。だって―とうさんがかえってくるんだもん。春節がやってくる。だいすきなとうさんがかえってくる！春節、それは、旧暦の新年をいわう、中国最大の伝統行事。ひとびとの思いがあつまった、いちばん大事でおごそかなとき。
著者等紹介
ユイリーチョン［ユイリーチョン］
余麗瓊。１９８０年、中国の安徽省安慶に生まれる。南京大学文学部卒業。現在、雑誌編集に携わる一方で、南京大学の修士課程に在籍し、演劇芸術について研究している。中国散文学会会員
チュチョンリャン［チュチョンリャン］
朱成梁。１９４８年、中国の上海市に生まれ、少年期を蘇州で過ごした。南京芸術学院で油絵を学ぶ。現在、美術系出版社の副編集長を務めるほか、絵本の創作に取り組んでいる
中由美子［ナカユミコ］
長崎市生まれ。中国、台湾、香港のすぐれた児童文学を翻訳し、日本に紹介している。日中児童文学美術交流センター理事（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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紫綺
79
一昔前の日本を見るようだ。中国のお正月も温かいんだね。絵もやさしく、温かい。どこかのKY首相のおかげで、また冷え込みそうだけど・・・。2013/12/28
♪みどりpiyopiyo♪
30
きょう、かあさんとわたしは とびっきりはやくおきた。だって ーー とうさんがかえってくるんだもん。■中国の春節（旧暦のお正月）、家々の門が赤く飾られ、子供達がみんな赤い物を身につけてるのも可愛くて♡ ■小さなマオマオちゃんが久しぶりに会ったお父さんに人見知りしてるのも、うんうんそうだよね、って思ったし、絵の中の動物たちもマオマオの日常と両親の愛情を思い起こさせて♡ ■家族と過ごすのをこんなにも心待ちにして、喜び、楽しみ、名残を惜しみ。中国の人々がより身近に感じられました ( ' ᵕ ' ) （2008年）2018/02/16
きりこ
27
日中国交正常化４０周年記念に開催されていた「中国の絵本画家展」でこの絵本の原画と出会った。外国の絵本が翻訳されて手に取ることができるのが嬉しくて、そしてマオマオという女の子が可愛くてこの本を衝動買い♪遠く離れた場所で働いている大好きなおとうさんが春節に帰ってくる。マオマオ一家の幸せそうな姿に心がほっこりした。春節を心待ちにしているのは日本人がお正月を愉しみにしているのと同じだな。最後にお父さんとお別れするマオマオの表情が切なそうで涙が出た。 2013/05/10
たまきら
25
１年１回しかお父さんと会えない女の子。中国人の同僚が娘さんを置いて日本で仕事をしていた（最近引き取った）ので、おタマさんは「ゆみちゃんといっしょだね」と納得顔。おいしそうなご飯にヨダレを垂らし、毎年恒例の王様ケーキ（ガレット・デ・ロワ）そっくりの流れに「今度たまちゃんもやる！」素敵な絵です～。2018/01/29
どあら
23
図書館で借りて読了。今年はシンドイ春節となってしまいましたね…。早く終息しますように❢2020/02/29
