内容説明
ひるねをしていたライオンのせなかを、ねずみがうっかりかけあがりました。めをさましたライオンは、ねずみをつかまえて、たべようとしました。「たすけてください。きっとごおんがえしをしますから」ライオンはわらって、ねずみをにがしてやりました。ところが、それからまもなくして…。2010年度コルデコット賞受賞。
著者等紹介
ピンクニー,ジェリー[ピンクニー,ジェリー][Pinkney,Jerry]
『イソップものがたり ライオンとねずみ』で2010年度コルデコット賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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くぅ
31
読友さんに教えてもらった絵本。ライオンの危機からはもうとっても心配そうでした。イソップだけど、文章はなく動物が出す音だけの絵本。これでしっかり引き込まれるし、ちゃんと理解できてますね。文章がないからといって赤ちゃんに読むと言うより、"お友達"がちゃんとわかるようになってから読むと感じることがたくさんある気がしました。そうはいってもイソップは繰り返し繰り返し読み聞かせしたくなりますね。(3歳8ヶ月)2021/02/02
sui
23
コールデコット賞受賞。文章のない絵本。繊細でありながら力強い絵が素晴らしい!ここまで語りかけてくる絵があるのなら文章は邪魔。そう思わせてしまうくらい絵の力を感じる。「大きくても小さくても命の重さはみな同じ」カバー絵と表紙の絵に込められた作者の思いの強さを感じる。2016/08/12
花林糖
19
美しく迫力のある絵が素晴らしく、見返しの絵も素敵です。2015/11/07
たーちゃん
16
息子が幼稚園で借りてきた絵本。ほとんど字はないですが、絵がとても迫力があり息子も黙って真剣に見ていました。2024/03/04
ツキノ
15
2010年5月刊。説明文のないイソップものがたり。絵の素晴らしさ!表紙は裏表紙とつながっている。作者あとがきによりと、おはなしの舞台を東アフリカのセレンゲティ国立公園においているとのこと。(E13-524)2021/01/15