内容説明
かわいそうなヒヤシンスひめ!そとをはしったり、ほかのこどもたちとおしろのにわであそんだり―ひめにはできないのです。なぜって、ひめのからだは…ふわん、ほわ、ふわ、そらにうかんでしまうから!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
72
お城から外に出られないお姫さま。なぜって、何かに固定していないと、姫のからだはふわ・ほわ・ふわんと飛んでいってしまうから。重たい王冠をかぶって、天気のよい日も外で遊んでいる子どもたちを眺めているばかり。かわいそうな姫の大切な友だちは、たこあげが得意なボウイ。お城の窓から眺めているひめに向かって手を振ってくれます。でも、子どもたちはお城に遊びに来なくなり、退屈しきったひめは重装備して公園に遊びに行きます。公園にいた風船屋さんをみて、ひめはステキな遊びを思いつくのですが……。平和だなあ♪ 2010年6月初版。2015/03/28
小夜風
17
【図書館】レイン・スミスさん挿し絵。空を飛んでみたいとは思うけど、風船のようにフワフワとどこまでも飛んでいってしまうのは、考えたら怖いかもですね。ボウイが凄くかっこいい!楽しかった♪2014/11/05
Cinejazz
14
〝ヒヤシンス姫には、悩みがありました。見た目が人と違っているわけではありません。茶色の髪と茶色の目の、ごくごく普通の女の子です。じゃあ、いったい、どんな悩みだったのか?…。ヒヤシンス姫の体は、浮かんでしまうのです❢ 王と王妃は、姫がフワンとしないように、ガウンの裾に金の重りを、靴下にダイヤモンドを縫い付け、王冠を被らせて、城内に閉じ込めたのです。そんな姫の夢は、城外で思い切り走り回ることでしたが、そのチャンスが巡ってくると…〟児童文学作家<フロ-レンス・パリ-・ハイド>の面白可笑しな、痛快お話し絵本。2025/06/15
mntmt
14
ナイスカップルの誕生!文字もストーリーを表していた。原題:Princess Hyacinth2016/01/28
いっちゃん
11
風船みたいに足に紐をつけて飛ばしてもらったらいいのに。楽しい本だった。2017/03/22
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- 和書
- 闇よ、名乗れ