朝日新書
東京「進化」論―伸びる街・変わる街・儲かる街

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  • サイズ 新書判/ページ数 246p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022732804
  • NDC分類 291.36
  • Cコード C0236

出版社内容情報

渋谷は本当に若者の街か? 新橋駅前が変わらないのはなぜ? 「地味街」が注目されている――。「街歩き」の達人が、変貌を続けるビッグシティを縦横無尽に斬りまくる。ビジネスが伸びそうな街も多角的に予想、東京の「あす」がわかる!

内容説明

渋谷・新宿・池袋…「あの街」の意外な素顔って何?これから人が集まる街って、どーこだ?メガタウン東京は間断なく変わり続ける。次々にできる鉄道新線、目白押しの再開発…。何が人の流れを変え、ビジネスを活発にさせるのか、無類の「街歩きの達人」が独自の視点で斬りまくる。ブログを使ったネット時代の新傾向にも言及、東京の「あす」がわかる決定版。

目次

序章 東京の「どこ」に行く?
第1章 みんなが知っている「あの街」の意外な素顔(なぜ渋谷は年齢不詳の美女なのか;ワルが似合う六本木 ほか)
第2章 時代は「派手街」から「地味街」へ(駅は人間見本市―膨張する品川;一つ目小町、「隠れ家」大井町 ほか)
第3章 東京よ、どこへ行く?(一つ目小町界に新スター誕生の予感;「勝ち組」渋谷に忍び寄る危機 ほか)

著者等紹介

増田悦佐[マスダエツスケ]
1949年、東京都生まれ。一橋大学大学院経済学研究科修了後、ジョンズ・ホプキンス大学大学院で歴史学・経済学の博士課程修了。ニューヨーク州立大学助教授を経て、外資系証券会社数社で建設・住宅・不動産担当アナリストを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キク

62
不動産アナリストによる、東京の「街」についての考察。「なぜ渋谷は年齢不詳の美女なのか」「ワルが似合う六本木」「新橋、ぽっかり空いた都心の空洞」「少女ロードが池袋にある理由」「無冠の帝王、赤坂の真実」etc 、、、。東京に出てきた時、北海道最大の存在である札幌並みの繁華街が、山手線沿いにゴロゴロしている東京の成り立ちがイマイチ掴めなかった。多分僕は死ぬまで東京で暮らすことになる。縄張りを把握することは生き物の鉄則だ。自分が快適に暮らすために東京という街を学習するって、今から数学を学び直すよりも絶対に大事だ。2023/05/05

雲をみるひと

34
都内で人気や注目の町をエッセイ風にレヴューしたもの。世の中のトレンド変化や技術革新に触れていないこともあり本書で述べられている出版時期である10数年前時点の未来予想はあまりあたらず、当時と現在であまり状況が変わっていないことがよくわかる。当時を懐かしむ街エッセイとして考えれば楽しめると思う。2021/09/07

てっしー

7
転職して東京に住もうかと考えているので、ちょっと研究してみました。団塊オジサン経済学者の立場から見た東京論。巨大駅から「地味駅」まで様々な駅周辺のお話を、経済史的薀蓄(と、若干の哀愁)を絡めながら語ります。個別の土地の話ももちろん面白かったけど、「駅はまず北口から栄えていく」だとか、「一ツ目小町」(主要ターミナル駅からローカル線で一つ目の駅)という概念だとかは実に興味深かった。さて、どこに住もうかなあ。2013/09/06

okanotomokazu

3
著者の増田悦佐氏は、元不動産アナリスト。著者自身が東京を歩いて得た感触を元に書かれている。 東京という街を一言で言うのは難しい。しかし、この捉えがたいということが特徴だと主張する。つまり、東京とはカオスであり、モザイクであり、そのカオスにあらゆるものを飲み込む懐の深さが東京の魅力だと言う。 また、新宿、渋谷、池袋といった大繁華街を抱える駅や、吉祥寺や中野、高円寺といった独特の磁場を発している街について述べている。 カオスである東京の街をとらえるのは難しいが、この本を通して街を見る一つの視点が得られた。2012/08/22

MAT-TUN

3
なんというか妙なレポートだった。もっと写真が沢山あったら違う雰囲気になったかもしれない。新幹線や飛行機の座席に用意された小冊子なんかの雑誌の連載にちょうどよいと思う。2011/12/25

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