内容説明
1904年8月30日、ミズーリ州のセントルイスという町で、アメリカではじめてオリンピックのマラソンレースがおこなわれました。その年セントルイスでは、万国博覧会がひらかれていました。この万国博覧会で、人々ははじめてホットドッグを食べ、コーラを飲み、コーンつきのアイスクリームを味わい、はじめてのオリンピックを目にしたのです!
著者等紹介
マッカーシー,メーガン[マッカーシー,メーガン] [McCarthy,Meghan]
アメリカ、ロードアイランド州の自然ゆたかな小さな町に育った。ロードアイランド・スクール・オブ・デザイン卒業後、ニューヨークへ進出。2003年に初めて手がけた絵本が出版され、以降、ユーモアあふれるノンフィクション絵本で人気を博している。現在、ニューヨーク州ブルックリン在住
おびかゆうこ[オビカユウコ]
東京都に生まれる。国際基督教大学卒業後、出版社勤務、ドイツ留学を経て、現在は子どもの本の翻訳や創作にたずさわっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わむう
31
ノンフィクション絵本。1904年にセントルイスで行われたオリンピックのマラソン競技。目ん玉の描き方がなかなか怖いです。そして公式戦とは思えないくらいの無法っぷりです。給水所もなく整備されていない道を選手たちは走ります。貧乏なため空腹でたどり着いたキューバの選手が途中で成っているリンゴや桃を食べたり、野良犬に追いかけられる選手もいたり、救護のために医師が載っている車が崖から落ちたり、その他諸々、考えられないようなエピソードばかりが起こったオリンピックだったそうです。2021/04/17
gtn
24
キューバの郵便屋、フェリックス・カルバハルに幸あれ。2021/03/03
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
23
おはなし会には向かない細かい絵なのですが、これは読みたい!聞いているだけで面白いと感じるでしょう。東京オリンピックも来年だし!今では考えられないし笑い話になっちゃうけど、こうやって今のレースになってきたんだよ。 マラソンの距離は約40キロ(25マイル)でしたが、第4回ロンドンオリンピックで、42.195キロになった。女王さまのわがままで(女王の城からスタート、スタジアムのロイヤルボックス前がゴール)。今までの最速記録は、ケニアのデニス・キメットが、2014年にベルリン大会で出した2時間2分57秒。2019/05/27
ケ・セラ・セラ
17
楽しい文と絵で、まるで実況中継を観ているよう。今では考えられないような状況下でのマラソンレース。土ぼこり舞う中を走る選手たち、数々のアクシデントあり、自由過ぎる行動あり。100年前はこんなだったんだと、子どもと話すのも面白い。ノンフィクションならではの巻末こぼれ話も楽しい。2019/06/27
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
14
小学校4年生の『ブックトークをしてみよう』の単元で、ブックトーク授業に入りました。テーマを10に絞ったことにより、1つはポイントがつかめるようにしました。来週タイミングが合えば、4年生のブックトークを聞きに行きたいと思います。【テーマ ノンフィクション】 11/13 4年生女子ブックトーク 『とびきりおかしなマラソンレース』→『バスラの図書館員』 https://bookmeter.com/books/576507 2020/11/05