内容説明
「最後にどうしてもマロンに会いたいの」最愛の猫への思いを語る少女に死神は―。
著者等紹介
有田奈央[アリタナオ]
福岡県に生まれる。『おっぱいちゃん』(ポプラ社)で絵本作家デビュー。同作で第24回けんぶち絵本の里アルパカ賞を受賞
アンマサコ[アンマサコ]
岐阜県に生まれる。美術作家。多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業後、白組にて、さまざまな特殊映像作品を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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☆よいこ
82
③やさしい死神は困っている「やれやれわかりました。今回だけ特別ですよ」▽死んでしまった少女を連れて行かなければならないのに、少女は「最後に猫のマロンに会いたい」と願う。少女がマロンに会いに行くと、マロンはとても驚く。最後に本を読み聞かせて抱きしめる▽なにが特別ですかこの死神毎回優しすぎてなんかずるい。少年と犬とか少女と猫とかあまりにずるい。と思うのはワタシがひねくれているだけでしょう。子どもが死んじゃうのはだめです。2024.11刊 2025/03/14
たまきら
36
かわいい女の子とねこさん…今までで一番悲しい回でした。死神さんもこれじゃあ特例を作りたくなるよね…。2025/01/17
anne@灯れ松明の火
20
新着棚で。シリーズ3。今回、亡くなるのは、まだ幼い少女サラ。迎えに来た死神に、「もう一度、マロンに会いたい」と頼む。マロンは飼っていた猫。両親とは話ができたが、マロンに伝えたいことがあるし、読み聞かせしていた本を最後まで読んでやりたい。 それを聞いた死神は……。表紙にもあるように、猫好きさんはたまらないほどかわいいマロンが登場。サラとマロンの友情にも胸が温かくなる。タイトルだけ見ると、怖い話かと思うが、全くそうではない。絵も、美しく、優しい。2024/12/18
ほんわか・かめ
13
最期の時を迎えてしまった少女サラ。両親は面会で会えていたけど、飼い猫マロンとは入院してから一度も会えず。もう一度会いたい。途中までになっていた絵本を最後まで読んであげたい。迎えに来た死神はサラの願いを聞いてあげることに。このシリーズに登場する死神はとても紳士的。この紳士に迎えに来てもらえること自体がきちんと生きてきた証拠なのかもしれない。〈2024/光村教育図書〉2025/01/05
茶太郎
4
繊細で優しい絵とタッチに癒やされます。こんなふうに最期まで寄り添ってくれる優しい死神なら怖くないですね。2025/05/01