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出版社内容情報
《内容》 CTの基本的な原理・撮影技術からヘリカルCTやマルチスライスCT等、最新の話題も含めて、CTを自由自在に扱えるテクニックをイラスト、写真を多用し簡潔・平易に解説した入門書。
《目次》
I CTとは
1 X線CTの原理
2 X線CTは何を画像化しているのか
3 X線CTと他の画像装置の違いは?
4 X線CTの歴史
5 スキャン方式の世代分類
6 交互回転方式と連続回転方式
7 CT装置の構成
8 CT装置に要求される条件
9 CT値(HU:ハンスフィールドユニット)
10 ウィンドウ機能
11 スライス感度プロフィール(SSPz)
12 パーシャルボリューム効果(部分体積効果)
13 ビームハードニング(線質硬化)
14 CTの性能評価
15 CTの3つの分解能(空間分解能・コントラスト分解能・時間分解能)
16 空間分解能に関与する要素と改善策
17 コントラスト分解能に関与する要素と改善策
18 時間分解能に関与する要素と改善策
19 スループット(検査処理能力)
20 検出器のオフセット配置(Q-Q方式)
21 シフト機構
22 アーチファクト
23 アーチファクトの解析
24 肩・骨盤の線量不足によるアーチファクト除去
25 ビームハードニング補正
26 ヘリカルスキャン(スパイラルスキャン)
27 展開図による補間法の理解
28 ヘリカルスキャンの補間法(360°補間法)
29 ヘリカルスキャンの補間法(180°補間法・対向ビーム補間法)
30 展開図からCT画像の体軸方向の投影データ範囲を求める
31 展開図からCT画像の投影データの量を求める
32 ヘリカルスキャンによるスライス感度プロフィールの変化
33 きしめん現象(Flat Noodle Phenomenon)
34 マルチスライスCT
35 マルチスライスヘリカルスキャンの補間再構成
36 マルチスライスCTのコーン角とは
37 マルチスライスヘリカルスキャンにおけるヘリカルピッチ
38 マルチスライスヘリカルCTの展開図の作成法
39 展開図からわかるマルチスライスCTの特長
40 リアルタイムCT
41 CT透視法・IVR-CT
42 リアルプレップ技術
43 次世代のCT装置
II 実用編
1 X線検査室のレイアウト
2 CT検査の流れ
3 診療放射線技師の業務
4 看護婦(士)の業務
5 書類,パンフレット,掲示物
6 こんな質問,こんな誤解
7 エラー防止のためのチェック事項
8 緊急時(当直時)のCT検査
9 CT検査時の工夫
10 今日からできるペイシェントケア
11 どうしよう,外国人の患者さんだ!
12 フィルム撮影と画像データの保管
III 情報編
1 X線CTのフィルムにはどんな情報が書かれているのか
2 メーカー別テクニカルターム
3 CTに関する学会,研究会,セミナー
内容説明
X線CTについて、初級者、初学者が最低限理解しておかなければならない内容につき、簡潔に解説した。X線CTの「原理、撮影技術」「補間法」「ウインドウ機能」「アーチファクト」そして最新の「マルチスライスヘリカルCT」まで、短時間で一通り横断的に理解できる。難解なマルチスライスヘリカルCTも「展開図」からわかりやすく解説してある。臨床の実際を「実用編」で、臨床で使える「+α」を「情報編」で解説した。「Key Words Index」「略語一覧」も設け、使いやすく配慮した。
目次
1 CTとは?(X線CTの原理;X線CTは何を画像化しているのか;X線CTと他の画像装置の違いは? ほか)
2 実用編(X線検査室のレイアウト;CT検査の流れ;診療放射技師の業務 ほか)
3 情報編(X線CTのフィルムにはどんな情報が書かれているのか;メーカー別テクニカルターム;CTに関する学会、研究会、セミナー)
著者等紹介
辻岡勝美[ツジオカカツミ]
藤田保健衛生大学衛生学部診療放射線技術学科講師
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。